栄養管理科では管理栄養士や調理師が協力し、患者さん一人一人の病状や摂取状況にあわせた食事を提供するよう努めています。また、食事が「楽しみ」のひとつとなる様、季節や行事にあわせた献立を取り入れております。
食事時間
温冷配膳車を使用し、温かいものは温かく、冷たいものは冷たいまま提供します。
行事食
毎月1回程度、季節の行事に合わせたメニューを提供しています。
〔お正月〕 〔ひなまつり〕 〔春の弁当〕
ちらしずし 桜ご飯と鰆の照り焼き
〔初夏の弁当〕 〔敬老の日〕 〔クリスマス〕 〔バレンタイン〕
選択メニュー と特別メニュー(一部選択できない場合があります)
より良い食事を提供するためのひとつとして、選択メニューを実施しています。
メニュー表や献立例は、写真入りで各病棟に掲示しています。
特に食欲が低下した方には、果物やアイスクリームなど食べやすいものを選択いただける食事も用意しております。
治療の一環として、食事療法が必要な方に栄養相談を実施しております。
<個別相談>
患者さんの予定にあわせて予約をしていただき、栄養相談室で実施していきます。糖尿病・腎臓病・肝臓病・心臓病・肥満・高血圧・その他さまざまな病状に応じた栄養相談を行っています。患者さんのライフスタイルを考慮し、栄養相談を行います。食生活が改善されるよう、継続での相談も行っております。
<集団指導>
月に1回、糖尿病バイキングを実施しております。
バイキング形式で実際に食事を選びながら、量やバランスについて学びます。
外来糖尿病教室
~賢く選ぶヘルシーランチ教室ワンランクアップのお料理実習~
外来患者さんや糖尿病に関心のある方など、広く市民の方を対象に調理実習を取り入れた参加型の教室を開催しています。
NST活動
NSTとは栄養サポートチームのことです。栄養不良の患者さんの早期発見、早期治療を行うことで、治療効果を高めることを目的としています。医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・検査技師・言語聴覚士など、各専門職がチームで活動しています。チームは3つあり、週に一度のチーム回診では各職種が意見を出し合い、患者さんの病状改善に向けた検討をします。また、勉強会を開き栄養管理に関する知識を高めるよう努めています。
高齢入院患者への対応
入院患者の高齢化が進む中、認知症の方も多く、環境の変化などのより食欲が進まないケースも多い。そこで、認知症ケアチームと栄養サポートチーム共同で食事会を開催して、食欲のアップなどに努めています。
嚥下機能が低下した方にも対応した食事を提供しております。
当院では糖尿病患者さんを対象に毎月1回、1週間の糖尿病教室を実施しています。 管理栄養士による集団指導「糖尿病バイキング」では、実際にご自身で料理を選び、食べていただくことで適量について学んでいただきます。 栄養指導の他、内分泌内科をはじめとして、腎臓内科・眼科・循環器内科医師の講義、薬剤師・検査技師・理学療法士・看護師・歯科衛生士の話など、専門のスタッフの揃った総合病院だから出来るスケジュールを組んで、糖尿病やその合併症について理解を深めていただける内容となっています。