皮膚科では皮膚、毛、爪の異常を診療します。このなかには、
1. 皮膚に限局した病気
2. 皮膚からはじまり他の臓器に影響を及ぼしていく病気
3. 他の臓器の病気による皮膚の変化
が含まれています。
1 の診断・治療だけでなく、2や3の場合に、どの臓器と関係が深いかについて検査・診断し、適切な科に患者さんを紹介するのも皮膚科の役割です。
診察のときは、発疹の種類、色、形、大きさ、硬さ、表面の状態、体のどの部分に分布しているか、などを細かく観察します。観察しながら、考えられる病気を頭に思い浮かべ、検査や診断を進めていきます。使用している薬、職業、趣味、生活習慣などが原因として疑われる場合は、それらについてお尋ねすることがあります。なお、女性で顔の発疹の診察を受ける方は、お手数ですが、あらかじめ化粧を落としていただくようお願いいたします。
また、皮膚科としての入院病床があるので、安静や点滴が必要な重症な病気、発熱などの全身症状をともない精査が必要な病気についても対応することができます。また、他科との連携により、皮膚以外の合併症についても速やかな対応が可能です。
検査名 | 検査の説明 |
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真菌検査 | 白癬(みずむし、たむし)などの診断のための検査です。 |
パッチテスト | 接触皮膚炎(かぶれ)の原因を明らかにする検査です。 |
皮膚生検 | 診断のために局所麻酔をかけて、病理組織検査を行うことがあります。 |
治療名 | 治療の説明 |
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光線療法 | 乾癬・掌蹠膿疱症などに対して紫外線を照射する治療法です。ナローバンドUVB療法・PUVA療法などを行います。 |
冷凍療法 | 疣贅(いぼ)や良性腫瘍の細胞を液体窒素で凍結させる治療法です。 |
アトピー性皮膚炎 | 日本皮膚科学会の治療ガイドラインにそって、治療、スキンケアの指導を行います。重症の方には入院治療も行っています。 |
乾癬 | ステロイド外用、ビタミンD3外用、PUVA療法、ナローバンドUVB療法、ビタミンA誘導体内服、シクロスポリン内服などの組み合わせによる治療を行っています。重症の方には入院治療も行っています。 |
医療用紫外線照射装置 デルマレイ-200タイプA・NB
ダーモスコピー HEINE DELTA 10
イオントフォレイサー Phoresor PM600
医師紹介 | 所属学会・資格 |
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皮膚科副部長 岩井 敦子 | 日本皮膚科学会専門医 日本リウマチ学会 日本臨床皮膚科医会 愛知県皮膚科医会 |
医師 長村 美佳 | |
医師 村嶋 寛子 |
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